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平 成 2 8 年 度 ・ 市 民 と の 意 見 交 換 会 の 実 施 報 告

<対象: 登 別 観 光 協 会 >

登 別 観光協会会長 他 5 名 (出席者名簿添付)

委員会名: 観 光 ・ 経 済 委員会

平 成 28 年 6 月 1 日 ( 水 )

1 3 時 5 3 分 ~ 1 5 時 1 1 分

第 1 委員会室

( 要 望 )

● 入湯税 について、 駅のバリアフリー化など観光活性化に繋がるような使い方

をしてほしい。また、 観光関係者と議会の共通認識を深め、 議会から も 市 長

に対して働きかけてほしい。

● 大規模建築物の 耐震改修工事について、現行の 補助制度 では工事費用が旅館

経営の大きな負担となっていることから、 北海道が新設 し た 新制度を活用 さ

せ て ほしい。

● 観光客に好評の 地獄谷 や足湯の遊歩道が老朽化しており危険な状態である た

め、早急に破損箇所の整備を行えるよう予算付け してほしい 。

(現状 及 び 課 題 )

● 観光業界における人材確保について、業界が求める人材と働き手が求める職

のニーズにギャップが生じており、深刻な課題となっている。 観光協会で

は 、 温泉街で働くパート職員のために 送 迎 バスを運行しているが、バス代が

高騰しており 観光協会の 負担が大きくなっている。

● 鬼花火の際、数千人の観光客が観覧や写真撮影のために地獄谷向かいの丘 へ

登るため、 北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャー と 、観光客がよ

り 安全に観覧できるよう土留 め整備 について協議を行った。しかし、整備を

検討している土地は、北海道と後志森林管理署の2つの所有地にまたがって

おり、整備を行うためには、北海道が後志森林管理署に土地を返却し、登別

市が土地を借用してからでなければ行えず、すぐに手を打てない状況であ

る。観光客の安全のためにも早急に対応したいと考えているが、国立公園内

に 位置していることから、緊急性があっても対応に時間を要してしまう 。

● 全市観光について、SNSで「自分 だけの体験」という優越感を発信すると

いう世の中の流行に合わせ、市内にある観光の原石を発掘し、磨きをかけて

PRしていく方策を商工会議所と検討している。 まずは 今年中に、教育旅行

のモデルコースを作成し、教育旅行担当者に評価いただくことを目標に、保

険や旅行会社のクーポン適用の可否など検証を行い、パンフレットの作成に

向けて取り組んでいく予定である。

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( 成 果 及 び 効 果 )

登別温泉には 100 室を超える大規模旅館も多く、 旅館の 耐震改修工事に

は膨大な費用を要するが 、 現行制度では、雇用や仕入れで市内経済に大きく

貢献している旅館の経営を圧迫し、 市 内 経済を悪化させてしまう可能性も考

えられる。 また、 土砂災害警戒区域 の 指 定 や 火 山 を間近に控える 登別温泉に

は 多くの 観光客 が訪れること を踏まえると 、 安 全 性 の 確 保 を最優先に取り組

むべきであることや、 地獄谷遊歩道 や鬼花火観覧席、大湯沼天然足湯など 、

観光客に人気のスポットが老朽化しており安全とはいえない状態であり、 財

政難といえども当市の基幹産業は観光であり、観光 客の安全を担保しなけれ

ばならないとのことを再認識することができた。

この度の 意見交 換会を通して、 観 光 協会がさまざまな 課 題 や問題 を 抱えて

いるこ と。また、 今後においては、 平成42年の 北海道新幹線札幌延伸に向

け 、 観光客の 受け入れ環境の整備に より一層取り組まなければいけないとの

思いを共通の課題と捉え、課題解決に向けて調査・研究を継続して行い 政 策

提案に繋げたい と考えている 。

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登 別 観 光 協 会 と

登別市議会 観 光 ・ 経 済 委員会との意見交換 出席者名簿

団 体 名 氏 名

登別観光協会 会 長 唐 神 昌 子

登別観光協会 副会長

南 智 子

白 田 明 義

吉 田 武 史

登別観光協会 事務局長 大 野 薫

登別観光協会 事務局次長 千 葉 利 行

登別市議会観光・経済委員会 委員長 米 田 登美子

登別市議会観光・経済委員会 副委員長 杉 尾 直 樹

登別市議会観光・経済委員会 委 員

木 村 俊 子

二 瓶 秀 幸

千 田 文 孝

若 木 康 夫

登別市議会事務局 総務グループ 総括主幹 上 野 雄 司

登別市議会事務局 総務グループ 担当員 武 田 亜友美